【月齢別】子猫のウェットフード一日の量は？計算と併用ガイド

「うちの子猫、ウェットフードをどれくらいあげたらいいの…？」その気持ち、すごくよく分かります！私も初めて子猫を迎えた時、ご飯の量で毎日悩んでいました。でも大丈夫！ポイントさえ押さえれば、愛する子猫にピッタリの食事量を自信を持って管理できるようになります。

この記事を読めば、あなたのこんな疑問がスッキリ解決しますよ！

月齢ごとの具体的なウェットフードの量
ドライフードと併用するときの計算方法
「カルカンパウチ」なら1日に何袋？
食べ過ぎや食べ残しの対処法

さあ、一緒に子猫の食事マスターを目指して、ワクワクする知識の扉を開きましょう！

1 【基本】子猫のウェットフード、一日の量の計算方法と目安
2 子猫のウェットフード一日分で迷う！量に関する注意点とQ&A

【基本】子猫のウェットフード、一日の量の計算方法と目安

まずは基本の「き」。子猫の食事量を考える上での土台となる知識です。ここをしっかり押さえるだけで、フード選びや量への不安がグッと軽くなりますよ。さっそく、プロの飼い主への第一歩を踏み出しましょう！

まずはここから！必要カロリーから給与量を計算する方法

「フードの袋に書いてある量、本当にうちの子に合ってる？」そんな不安を感じたことはありませんか？実は、専門的な栄養基準に基づいた「魔法の計算式」があるんです。これを覚えれば、どんなウェットフードでもあなたの愛猫に最適な量を自信を持って算出できます！

計算は意外とシンプル。以下の2ステップで、愛猫だけの特別な給与量を見つけましょう。

ステップ1：1日の必要カロリーを知る
子猫の1日の必要カロリー＝現在の体重(kg) × 月齢ごとの係数（※）
ステップ2：フードの量に換算する
1日の給与量(g) ＝ (ステップ1のカロリー) ÷ (フード100gあたりのカロリー) × 100

※「月齢ごとの係数」は、猫の成長段階でどれくらいのエネルギーが必要かを示す数値です。これは、環境省の「飼い主のためのペットフード・ガイドライン」といった公的な指針で示されているエネルギー要求量を基にしています。しっかりとした根拠があるので安心してくださいね。

【超具体例】生後3ヶ月、体重1.5kgの子猫で計算してみよう！

言葉だけだと難しいので、実際のモデルケースで計算してみましょう。ここに登場するのは、元気いっぱいの生後3ヶ月、体重1.5kgの子猫ちゃんです。

まず、1日に必要なカロリーを計算します。
一般的に、生後3ヶ月の子猫は体重1kgあたり約180kcalが必要とされています。
計算式： 1.5kg × 180kcal = 270kcal
この子猫ちゃんは、1日に約270kcalのエネルギーが必要なことが分かりました。
次に、与えるウェットフードの量に換算します。
仮に、与えるウェットフードが「1袋70gで56kcal」だったとします。
計算式： 270kcal ÷ 56kcal/袋 = 約4.8袋
つまり、このウェットフードだけを与えるなら、1日に約5袋が適量ということになります。

このように計算すれば、フードが変わってもすぐに対応できますね！

でも、毎回計算するのは少し大変かも…と感じるかもしれません。実は、もっと手軽に量を確認する方法があるんです。次は、フードのパッケージを正しく読み解くコツを見ていきましょう。

パッケージの「給与量」の見方と注意点

フードのパッケージに書かれた給与量、そのまま与えていませんか？実はそこには、愛猫の健康を守るための重要なヒントと注意点が隠されています。これを理解すれば、与えすぎ・少なすぎの失敗を賢く防げます！

チェックすべきポイントは3つです。

「総合栄養食」か確認！
これ1つで必要な栄養が摂れるのが「総合栄養食」。おやつやトッピング用の「一般食」や「副食」とは役割が違うので、主食にするなら必ずこの表記を確認しましょう。
あくまで「平均」の目安
パッケージの量は、いわば平均的な子猫のモデルケース。あなたの愛猫が特別活発なら目安より1割増、おっとりした性格なら1割減らすなど、個性に合わせて微調整するのが愛情です。
常に新鮮な水をセットで
ウェットフードは水分が豊富ですが、新鮮な飲み水をいつでも飲めるようにしておくことも忘れずに。

基本がわかったところで、いよいよ子猫の成長ステージごとに具体的な量を見ていきましょう！まずはお家に迎えたばかりの、生後2ヶ月からです。

【生後2ヶ月】ウェットフードの量｜離乳食からの移行期

ふわふわで小さな生後2ヶ月の子猫。一体どれくらい食べさせればいいの？と不安になりますよね。この時期の食事は、これからの丈夫な体を作るための超重要な土台作り。ここで正しい量を知ることが、健康な未来への第一歩です！

この時期のポイントは、消化のしやすさ。胃腸がまだ未発達なので、1日の食事量を4〜5回に細かく分けて、少しずつ与えるのがコツです。体重はまだ1kg前後ですが、エネルギーはたくさん必要。体重800gなら約160kcal、1.2kgなら約240kcalを目安に、愛情を込めて準備してあげましょう。

ぐんぐん成長する2ヶ月を過ぎると、次はさらに体重が増加し、遊びも活発になる3ヶ月齢。必要なカロリーもグッと増えますよ！

【生後3ヶ月】子猫の餌量｜体重増加に合わせたウェットフード

やんちゃさが増して、毎日が発見でいっぱいの生後3ヶ月！この時期にしっかり栄養を摂ることが、生涯にわたる丈夫な骨格と筋肉を作ります。体重の増加に合わせて、食事量もアップデートしてあげましょう！

この時期、体重が1週間に100g前後増えていれば、順調な成長のサイン。体重は1.2kg～1.8kgほどになり、1日に必要なカロリーも240kcal～300kcalへとアップします。まさに体が作られる大切な時期。しっかり食べさせて、パワフルな毎日をサポートしてあげてください。

3ヶ月を過ぎると、子猫は生涯で一番の成長ピークを迎えます。次はエネルギー消費が最大になる4ヶ月の食事量を見ていきましょう！

【生後4ヶ月】子猫の餌量｜活発な成長期はカロリーを意識

家の中を弾丸のように走り回る、まさにエネルギーの塊！そんな生後4ヶ月の子猫には、その爆発的な成長を支える十分なカロリーが不可欠です。この時期の食事量が、たくましい体づくりのクライマックスを飾ります！

体重は2kgを超え、生涯で最も多くのカロリー（約270kcal～320kcal）を必要とするゴールデンタイム。また、乳歯が抜けて永久歯が生え始めるのもこの頃。少しずつドライフードを混ぜて、顎の力を育ててあげるのにも良いタイミングです。

あっという間の成長ピークも、6ヶ月頃には少し落ち着いてきます。でも、ここからは別の視点で食事量を考える必要が出てくるんですよ。それは一体何でしょう？

【生後6ヶ月】子猫の餌量｜避妊・去勢も視野に入れた量調整

「最近、体重の増え方が緩やかになったな」と感じていませんか？生後6ヶ月は、体つきが大人に近づき、成長のペースが落ち着いてくる時期。ここからは、将来の健康を見据えた食事管理のスタート地点です！

体重の伸びが緩やかになるということは、必要なカロリーも少しずつ減っていくということ。特に、避妊・去勢手術をすると、消費カロリーが約2〜3割減ると言われています。獣医師さんと相談しながら、フードの量を少しずつ調整していくことが、肥満予防のカギになりますよ。

月齢ごとの目安は完璧ですね！でも、「人気の『カルカンパウチ』なら具体的に何袋あげればいいの？」そんな疑問にズバッとお答えします！

具体例：「カルカンパウチ」子猫への一日の量は何袋？

多くの飼い主さんに選ばれている、信頼のブランド「カルカンパウチ」。もしこのフードだけで1日を過ごすなら、何袋が正解なのでしょうか？この計算方法を知っておけば、毎日の準備や買い物がグッと楽になりますよ！

例えば、「カルカンパウチ子ねこ用まぐろ 70g」は1袋あたり約45kcalです。

先ほどの生後3ヶ月(体重1.5kg)の子猫で考えてみましょう。1日の必要カロリーは約270kcalなので…

270kcal ÷ 45kcal/袋＝ 6袋

これが1日の目安量です。ただし、これは「カルカンパウチのみ」を与える場合。ドライフードと併用する場合は、また別の計算が必要になります。

そして、その併用こそが一番の悩みどころですよね。次の章で、誰でも失敗しない併用量の計算方法をマスターしましょう！

子猫のウェットフード一日分で迷う！量に関する注意点とQ&A

ここからは、飼い主さんが抱えがちな食事量の「あるある」な悩みを解決していきます。ウェットフードとドライフードの併用方法から、食べ過ぎ・食べ残しのサインまで。このQ&Aを読めば、あなたの悩みもきっと晴れるはずです！

ドライフードと併用する場合の量の計算【超重要】

「ウェットとドライ、それぞれのパッケージに書かれた量を足して与える」…これ、実は一番やりがちな間違いです！カロリーオーバーを防ぎ、完璧な栄養バランスを実現する「併用量の黄金比」を、ここでマスターしましょう！

方法は簡単です。まず、1日の食事のうち「ウェットフードで摂るカロリー」と「ドライフードで摂るカロリー」の割合を決めて、総カロリーを分担させます。

手順1：カロリーを分ける
1日の総必要カロリーが300kcalなら、半分ずつの場合、ウェットで150kcal、ドライで150kcalを摂取させます。
手順2：ウェットの量を計算
ウェットフードが1袋50kcalなら、150kcal ÷ 50kcal = 3袋与えます。
手順3：ドライの量を計算
ドライフードが400kcal/100gなら、150kcal分なので (150 ÷ 400) × 100 = 約38g 与えます。

この計算で、栄養バランスもカロリーも完璧！もう併用で悩むことはありません。

完璧に計算しても、「うちの子、ちょっとぽっちゃりしてきたかも…？」と感じることも。次は、ご家庭でできる簡単な肥満チェック方法をご紹介します。

ウェットフードを食べ過ぎ？肥満を防ぐ量の見極め方

愛猫に一日でも長く健康でいてほしい…その願いを叶える秘訣は「適正体型の維持」です！見た目だけでは分かりにくい子猫の肥満サイン、あなたは見抜けますか？プロも実践する簡単なチェック方法で、今すぐ愛猫の体を優しく確認してみましょう。

肋骨を触ってみる
脇腹を優しくなでたとき、皮下脂肪の下に肋骨の感触が分かればOK。ゴツゴツしすぎは痩せ気味、全く触れないのは太り気味のサインです。
上から見てみる
猫を真上から見たときに、腰の部分にくびれが確認できますか？くびれがなく、寸胴に見える場合は注意が必要です。

子猫は欲しがるままに食べてしまうことがあります。1日の総量をしっかり計って与えることが、将来の健康への最高のプレゼントになりますよ。

逆に、いつもご飯を残してしまう場合はどうすればいいのでしょうか？量が多すぎるだけではない、意外な原因が隠れているかもしれません。

ご飯を残す・食べない…量が合っていない？考えられる原因

せっかく心を込めて用意したご飯をプイッとされてしまうと、本当に心配になりますよね。でも、すぐにフードを変えるのは待ってください！実は、ほんの少しの工夫で、驚くほど食いつきが復活することがあるんです。

こんな魔法を試してみませんか？

魔法1：香りで誘う
ウェットフードを人肌（35℃くらい）に少し温めると、香りが立って食欲を刺激します。
魔法2：お皿を変える
猫はヒゲが食器に当たるのを嫌がります。浅くて広い、陶器製のお皿に変えてみましょう。
魔法3：味に変化を
たまには違う味や食感のフードをローテーションに加えると、新鮮な驚きで食べてくれることがあります。

ただし、元気や食欲がなく、下痢や嘔吐を伴う場合は迷わず動物病院へ相談してくださいね。

食べる量も大切ですが、「いつ、何回に分けてあげるか」も子猫にとっては非常に重要です。最後に、子猫のお腹に優しい食事回数のベストプラクティスをご紹介します！

一日の食事回数は何回がベスト？量を分けて与えるコツ

あなたの愛猫の食事、1日に何回あげていますか？実は、成長段階に合わせた食事回数にすることで、消化を助け、空腹のストレスを減らすことができるんです。愛猫のための理想的な食事スケジュールを組んでみましょう！

月齢ごとの目安はこちらです。

生後4ヶ月まで：消化器官への負担を考え、1日4～5回
生後4～6ヶ月：少しずつまとめて食べられるようになり、1日3～4回へ。
生後6ヶ月以降：成猫に向けて、1日2～3回に安定させていきます。

特にウェットフードは傷みやすいので、置きっぱなしは禁物。30分ほどで食べ切らない場合は、衛生のために片付ける習慣をつけましょう。

これで子猫の食事量の悩みはバッチリ解決ですね！正しい知識という武器を手に、愛猫との毎日をもっと楽しく、健やかなものにしていきましょう！