「うちの子にピッタリのロイヤルカナンの量って、本当は何グラム?」「カロリー計算ってなんだか難しそう…」そんな風に悩んでいませんか?

大切な愛猫の健康のためだからこそ、毎日の食事量は正確に知りたいですよね。ご安心ください!この記事を読めば、あなたの悩みはすべて解決します。

この記事でわかることリスト:

  • 誰でもできるロイヤルカナンのカロリー計算方法
  • 子猫(キトン)から成猫までの具体的な給与量の見方
  • 意外と知らない?計量カップ1杯の本当のグラム数
  • 「給与量が少ないかも…」という不安の解消法

さあ、一緒に愛猫のための完璧なごはんプランを完成させましょう!

まずは基本から!ロイヤルカナン猫の正しいカロリー計算方法

猫ドライフード

愛猫の1日に必要なカロリー(安静時エネルギー要求量)を知ろう

愛猫の健康を守る第一歩として、1日に必要なカロリーをご存知ですか?

この基本を知っておくだけで、肥満や痩せすぎを防ぎ、愛猫にぴったりの食事管理ができるようになりますよ!

まず、猫が何もしなくても消費する最低限のカロリー「安静時エネルギー要求量(RER)」を求めます。計算式は少し複雑に見えますが、電卓を使えばカンタンです。

この計算方法は広く使われており、実際に海外の情報源(英語版Wikipedia)でも、体重5kgの猫のRERは180〜200kcalとされており、専門的な裏付けがあります。

  • RERの計算式:70 × (体重kg)の0.75乗

例えば、体重4kgの成猫なら、RERは約200kcalになります。次に、このRERに活動量などを考慮した「活動係数」をかけて、1日のエネルギー要求量(DER)を算出します。

我が家のような、避妊去勢済みののんびりした室内飼いの猫ちゃんなら、活動係数は「1.2」が目安です。

つまり、4kgの猫なら「200kcal × 1.2 = 240kcal」が1日に必要なカロリーの目安になります。まずは、この数字を把握することがスタート地点です。

では、この算出したカロリーを、実際のフードのグラム数にどうやって置き換えればいいのでしょうか?

フードのカロリーから与えるグラム数を算出する基本の計算式

この計算式さえ覚えれば、どんなフードでも最適な給与量が自分で出せるようになります!これでフードを切り替えたときも安心ですね。

計算式はとってもシンプルです。

  • 1日に与えるグラム数 = DER ÷ フード100gあたりのカロリー × 100

先ほどの例で考えてみましょう。DERが240kcalで、与えるロイヤルカナンのフードが400kcal/100gだった場合、「240 ÷ 400 × 100 = 60g」となります。

つまり、1日の給与量は60gが正解です。

フードのカロリーは、パッケージの裏面にある「代謝エネルギー(ME)」という項目を見れば必ず書いてあります。ぜひ一度、今お使いのフードの袋をチェックしてみてください。

でも、「毎回計算するのはちょっと大変…」と感じる方もいますよね。実は、もっとカンタンに給与量を知る方法があるんです。次はパッケージの表の見方を見ていきましょう!

計算不要!パッケージ記載の「給与量表」の正しい見方と注意点

注意している猫

毎回計算するのは大変…と思っていませんか?

実はロイヤルカナンのパッケージに載っている給与量表を使いこなせば、一瞬で適正量がわかるんです!

使い方はとても簡単。表の縦軸にある「現在の体重」と、横軸の「標準」または「太り気味」といった体型を照らし合わせるだけ。

その数字が、1日あたりの給与量の目安(g)です。私も毎日の計量ではこの表を参考にしています。

ただし、いくつか知っておきたいポイントがあります。

  • 室内飼いが基準:この表の数値は、運動量が比較的少ない室内飼いの猫を基準に作られています。
  • ウェットフードとの併用:もしウェットフードも与えるなら、そのカロリー分をドライフードから差し引くのを忘れないでくださいね。

この基本を押さえておけば、成猫のごはん管理はバッチリです。

でも、特に気になるのは成長期の子猫の場合ですよね?次は、子猫の給与量について具体的に見ていきましょう。

【実践編】ライフステージ別・ロイヤルカナン猫のカロリー計算と給与量

猫理由

【子猫用】ロイヤルカナン キトンの給与量と月齢別カロリー目安

子猫の健やかな成長のために!ロイヤルカナンの人気フード「キトン」のカロリーと与え方のコツを、ここでしっかり押さえておきましょう!

未来の健康な体は、この時期の食事にかかっています。

まず、ロイヤルカナンの「キトン(成長後期の子猫用)」のカロリーは409kcal/100gです。成猫用より少し高カロリーに設計されています。

これは、体が急速に大きくなる子猫に必要なエネルギーをしっかり補給するためです。

特に重要なのが、与え方です。

  • 生後4ヶ月まで:体重の増加が著しい時期。胃がまだ小さいので、1日の給与量を3〜4回に分けて与えるのがおすすめです。
  • 生後6ヶ月以降:成長スピードが少し緩やかになり、必要なカロリーも徐々に落ち着いてきます。

子猫の時期はあっという間。その時々で必要な栄養が違うので、月齢に合わせた管理が大切ですね。

もっと具体的に、月齢ごとのグラム数がわかる早見表があれば便利だと思いませんか?次にそのポイントを見ていきます!

成長期に重要!ロイヤルカナン キトン給与量の早見表とポイント

子猫ドライフードとウエットフード

パッケージの給与量表、正しく見れていますか?

このポイントを押さえるだけで、子猫の成長をしっかりサポートできます!見るべきは「月齢」と「現在の体重」の2つです。

例えば、ロイヤルカナン キトンの給与量表で「4ヶ月」の欄を見て、そこから「現在の体重が2kg」のところを探します。

すると、1日の給与量目安として約60gと記載されているはずです。とっても簡単ですよね!

私も子猫を育てた経験がありますが、ついついフードの量にばかり目が行きがちでした。

でも、もう一つ大切なことがあります。それは、常に新鮮な水が飲めるようにしてあげること。フードボウルの隣に、いつでもキレイな水が飲める場所を用意してあげてくださいね。

子猫の時期が無事に終わったら、次はいよいよ成猫、そしてシニア猫のステージです。給与量はどう調整すればいいのでしょうか。

【成猫・シニア猫用】ロイヤルカナン|体重・活動量に合わせた給与量調整

愛猫の「今」に合わせた給与量調整で、ずっと健康な体型をキープしてあげましょう!

成猫やシニア猫は、ライフスタイルに合わせた微調整がカギになります。

給与量表はあくまで基本。ここからは、愛猫の個性に合わせてカスタマイズしていきます。

  • 室内飼いの成猫:あまり動き回らない、のんびり屋さんなら、給与量表の「標準」の数値から5〜10%ほど減らしてあげると体重を維持しやすいです。
  • 7歳以上のシニア猫:人間と同じで、基礎代謝が少しずつ落ちてきます。今までと同じ量だと太りやすくなるので、給与量を見直すタイミングです。

一番大切なのは、定期的に体重を測ってあげること。

私は月に1回、愛猫を抱っこして体重計に乗り、そのあと自分だけ乗って引き算する方法で測っています。この一手間が、健康管理につながるんです。

ところで、フードと一緒にもらえるあの赤い計量カップ、すりきり1杯で何グラムかご存知ですか?実はフードによって重さが違うんですよ。

ロイヤルカナン専用計量カップは何グラム?種類別の重さを解説

「だいたいこのくらいかな?」はもう卒業!フードごとの正確なグラム数を知って、毎日のごはん管理を完璧にしましょう!

私も最初は同じカップでいいと思っていましたが、調べてみて驚きました。

ロイヤルカナンの計量カップは、フードの粒の大きさや密度によって、同じ1杯でもグラム数が変わるんです。

  • インドア(室内で生活する成猫用):すりきり1杯で約85g
  • キトン(成長後期の子猫用):すりきり1杯で約90g

このように、同じカップでも5gも差が出ることがあります。

カップに書かれている目盛りもあくまで目安として考え、切り替えたフードのパッケージを一度確認するのがおすすめです。

もっと正確に、1g単位でこだわりたい!そんなあなたのために、キッチンスケールを使った確実な方法をご紹介します。

代用できる?ロイヤルカナンの計量スプーンやキッチンスケールでの測り方

理由

実は、愛猫の健康管理で一番確実なのはキッチンスケールを使うこと。この一手間が、日々の安心につながりますよ!

我が家でも、毎日のごはんの用意には最も正確に測れる1g単位で表示されるデジタルキッチンスケールが欠かせません。

これなら、どんなフードでも正確に測れます。

もしスケールがない場合、料理に使う計量スプーン(大さじ15cc)でも代用できますが、フードの粒の大きさによって約5〜7gと幅が出てしまいます。

やはり、正確性を求めるならスケールが一番です。

測るときのちょっとしたコツは、フードボウルをスケールに乗せてから「0g」表示にすること。

こうすれば、ボウルの重さを引く必要がなく、直接フードを入れていくだけでOKです。

でも、正確に測っているのに「なんだか量が少なく見える…」と感じることはありませんか?その不安、ここでスッキリ解消しましょう。

「ロイヤルカナンの給与量は少ない?」と感じた時の3つのチェックポイント

パッケージ通りに測っているのに、フードボウルを見ると「え、これだけ?」と不安になったことはありませんか?

私も初めてロイヤルカナンを使った時、そう感じました。でも、ちゃんとした理由があるんです。

もし「少ないかも?」と感じたら、この3つをチェックしてみてください。

  1. フードの質をチェック:ロイヤルカナンは、少ない量でも必要な栄養がしっかり摂れるように作られた高栄養価・高消化性のフードです。かさ増しのための成分が少ないので、見た目は少なく感じることがあります。
  2. 体型をチェック(BCS):愛猫の体を優しく触ってみてください。肋骨がうっすらと感じられるのが理想的な体型です。これが、ボディコンディションスコア(BCS)という健康指標になります。
  3. 体重をチェック:体重が急に減ったりしていませんか?週に一度は体重を記録して、安定しているか確認してあげましょう。

量が少なく見えても、愛猫の体型と体重が理想的なら、それはピッタリの量だということです。安心して、その量を続けてあげてくださいね。

ところで、避妊・去勢手術をすると、カロリー計算が大きく変わることをご存知ですか?そのままだと、肥満のリスクが高まってしまうかもしれません。

避妊・去勢後のカロリー計算はどう変わる?太らせないコツ

手術後の愛猫の体型維持は、飼い主さんの腕の見せ所!

ここで太らせないためのカロリー管理のコツをマスターすれば、生涯にわたる健康のプレゼントになりますよ。

実は、避妊・去勢手術後はホルモンバランスの変化で、必要なエネルギー量が約30%も減少すると言われています。

つまり、今までと同じ量のごはんをあげていると、あっという間に太ってしまうんです。

対策はシンプルです。

  • 手術前の給与量から2〜3割減らす。
  • または、避妊・去勢後の猫のために作られた専用フードに切り替える。

ロイヤルカナンにも「ステアライズド」という、まさにそのためのフードがあります。低カロリーで満腹感が得られるように工夫されているので、切り替えを検討するのも素晴らしい選択です。

これでカロリー計算の方法はバッチリですね!最後に、数字だけじゃない、愛猫の体を見て判断する一番大切なポイントをお伝えします。

まとめ:愛猫の体型を観察し、最適な給与量を見つけよう

今日からあなたも愛猫の専属栄養士です!

毎日のふれあいの中で体を観察することが、最高のコンディションを保つ秘訣ですよ。

この記事でお伝えしてきた計算方法や給与量表の数字は、あくまで出発点です。

最終的に信じるべきは、目の前にいる愛猫の体そのものです。

  • 体型を「見る」:愛猫を上から見た時、ウエストに自然なくびれはありますか?
  • 体を「触る」:優しく撫でた時、肋骨の感触がわかりますか?
  • ウンチを「確認する」:毎日の排便の状態(量、硬さ、色)は、健康と給与量を見極める大切なサインです。

数字に縛られすぎず、愛猫との毎日のコミュニケーションを楽しみながら、その子だけの「最適解」を見つけてあげてください。

それが、飼い主である私たちにできる、最高の愛情表現だと私は信じています。